競売物件を購入する上で大切なポイントは占有者の存在でしょう。競売物件は占有者と立ち退きの交渉をしなければなりませんが、どういった人が占有者なのか気になってしまうものです。中には「占有者が暴力団だったらどうしよう」など、不安になることも多いことでしょう。それでは、競売物件の占有者の中には暴力団もいるのでしょうか。
日本では1991年に暴力団対策法が施工され、暴力団関係者が占有することは無くなりました。そのため、暴力団が心配な方は安心してください。そして、競売物件の多くは一般的な方が占有者となっており、その占有者と交渉を進めましょう。
しかし、いくら占有者が暴力団関係者ではなかったとしても、どうしても不安になってしまうものです。そういった場合は現況調査報告書をチェックしましょう。こちらには「関係人の陳述等」、「執行官の意見」などの欄があり、これらによって占有者の状況を知ることが出来ます。そのため、競売物件情報サイトで現況調査報告書をダウンロードしたら、まずそちらをチェックしてください。もし面倒な占有者だったとしても、裁判所による強制執行がありますので、スムーズに立ち退きをしてもらうことが出来ます。