競売物件には占有者が生活をしている場合がありますが、そういった場合は占有者に立ち退いてもらう必要があります。もちろん、スムーズに立ち退いてもらえるケースもありますが、中にはそれが出来ないケースもあるのです。それでは、どういったタイプの占有者は立ち退いてくれないのでしょうか。
競売物件の占有者の多くはお金がありません。しかし、立ち退いて引っ越しをするにはお金が必要になってしまいます。さらに、引越し先の新しい家も必要になるのです。そのため、これらのお金の問題をクリアしなければ立ち退きは難しいでしょう。
家財道具の売却することでお金が作れますが、その売却先を紹介するのは落札者です。そして、落札者は家賃の安い賃貸物件も紹介する必要があります。そのため、占有者によっては立ち退きに苦労することもあるのです。
また、裁判所の執行官によって立ち退きを強制執行することが出来ますが、そこには荷物を運び出すためのトラックなどが必要になります。これらのトラックの費用や人件費も落札者が負担する必要があるのです。そのため、目当ての競売物件の占有者がどういったタイプなのか事前にチェックしておきましょう。これによって落札後の手間が大きく変化するのです。